OpenSimのソースをビルドしてインストール

Posted by joeartsea on 2009-01-30

OpenSimはオープンソースのメタバースで、Second Lifeのような仮想空間を自分のパソコン上に構築できます…というよりオープンソースのSecond Lifeクローンです。何のために?それはオープンソースなのだからソースをいじれば俺様メタバースになるし、外部に公開して知り合いだけの仮想空間でコミュニケーションできる…って実際そんなことやる人がいるのだろうか?(あとで検索したらいました^^;)

まあ、日本的な流れとしてはシミュレータとしてどこかの開発会社がビジネスよりなサービスに応用する方が早いのでしょうけど、いろんな可能性を秘めているということで触っておきます。あ、ちなみに僕はSecondLife自体には何回かログインしたことぐらいしかありません(笑)

OpenSimはそんなに新しいものではなく、僕が知らなかっただけで去年からネット上を騒がせていたようです。検索するとバイナリからのインストール方法はざくざく出てきます。僕は今回ソースからビルドしてみたかったのでそっちの方法を書いておきます。なぜソースかというと、なんとOpenSimはC#で書かれているからです。

こういう3Dゲームっぽい開発ってC++なイメージがあったので少し驚きました。是非コードを拝見したいなと思い今回はWindows上でソースからビルドしてみます。(OpenSimは.NET Framework上で動作しますのでLinuxで動かすためにはMonoが必要)

まずはDownload - OpenSimにリポジトリのアドレスがあるので、SVNクライアントでアクセスしてソースをチェックアウトします。C#なんでIDEはやっぱりVisual Studio 2008 Express Editionsでビルドします。Express Editionsは無料なんで。SVNって?て方は"svn"とか"subversion"でググってください。

ではビルド手順

  • runprebuild2008.bat(VS2005以前ならrunprebuild.bat)を実行。OpenSim.slnが生成される。
  • compile.batを実行。binディレクトリにあれよあれよとファイルが生成される。
  • binディレクトリ内のOpenSim.ini.exampleをOpenSim.iniにリネームする。
  • OpenSim.slnをダブルクリックしてVisual Studioでプロジェクトを開く。
  • ビルドボタンかF5でビルド開始。

ビルドが終わるとコマンドプロンプトが開きサーバが実行されます。途中いくつか尋ねられます。

  • DEFAULT REGION CONFIG:そのままエンター
  • Grid Location:そのままエンター
  • Filename for local storage:そのままエンター
  • Internal IP address:そのままエンター
  • Internal IP port for incoming UDP client connection:そのままエンター
  • External host name:そのままエンター(他のPCからつなぐ場合はホスト名)
1
Region (root) #:

この状態で停止すればサーバは無事起動されたということです。

次にクライアントからアクセスします。クライアントは公式Second Lifeのクライアントを使います。

以下のようにログインできれば成功!この時サーバ側のコンソールが流れます。

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ちなみに今回の方法は最もシンプルで簡単なスタンドアローンというモードです。実際はグリッドモードというモードでサーバを5~6個動かすそうです。データベースもデフォルトだとSqliteで何も考えずに動きますが、グリッドモードの場合はMySQLじゃないとまずいらしいです。更にユーザの追加などサーバ側のコンソールで行うようです。詳しくはOpenSim 日本語ドキュメントへ。